練習投稿三十回目です。
このブログを始めてから早くも一ヶ月が経ってしまいました。
その間、毎日練習したイラストを投稿してきましたが、一人で黙々と練習しているときよりも色々なことを学べたと感じています。
それはやはり「人に見られる」ということを意識して描くようになったのがひとつの大きな要因なんだと思います。
今までの僕であれば、自分で決めた課題を描き終わったらたとえ下手だろうと何も気にせず次の絵に取り掛かっていたんです。
それが今では「これは人前に出すイラストなんだ」と思うことで、少しでも上手く、少しでもキレイにと、時間の許す限り手を加えるようになりました。
そういった「少しでも上を目指す」という意識が、今目の前にある絵の反省点を見つけ、改善しようとする大きな原動力になっていることは間違いありません。
というわけで、今日の練習イラストです。
はい、さっきまで偉そうなことを言っていた人間の絵とはとても思えませんね(笑)
実は今回は「アオリの正面顔」に挑戦したのですが、見事にドツボにハマってしまいました。
最初はデザインドールをトレースして顔のパーツだけ練習するつもりだったんです。
でも何回描き直してもアオリの顔にならなくて、最終的にアタリの描き方もわからなくなってしまいました。
アオリとフカンに関しては元々あまり得意ではありませんでしたが、「デザインドールをトレースすればそれなりに描けるだろう」と軽い気持ちで臨んだのが甘かったです。
実は開始からここまで描くのに「3時間」を費やしています。
正直、ここから完成させられるビジョンが見えてきません。
アオリ顔の最大の難点
なぜこんなにも描けずに苦労しているかというと、問題は「アゴ」にあります。
アオリ顔にとってアゴは最大の難点ともよく言われますね。
何がそんなに難しいのか?
人によって難しいポイントは別れると思いますが、僕が今回苦しんでいるのは以下の2つのポイントです。
1、エラからアゴ先までの角度
2、首の付け根部分
順を追ってお話ししたいと思います。
まず一つ目の「エラからアゴ先までの角度」です。
アゴ先の丸くなっている部分とエラの角はほぼ決まっていますので、問題はその2点を繋ぐ「線の角度」になります。
右側の顔ではエラとアゴ先の途中で戦が一回折れ曲がっていますが、最初はこの部分を直線で繋いでみました。
でも直線で繋いでしまうとアゴの裏が広くなってしまって首がキレイに繋がらないんですね。
とはいえ途中で曲げるにしてもどの角度が正解なのか、それが全然わからないんです。
正直、今の形でもまだ変だと思っています。
二つ目の「首の付け根」に関しては、エラとアゴの線も大きく関係しています。
現在僕が練習しいている絵柄は、基本的にはリアルの人物と比べて首が細いんですね。
なのでアオリになる場合、アゴ裏の形との兼ね合いが非常に重要になってきます。
リアル顔の場合だと首は「エラの裏側」あたりから伸びているのでアゴの裏の形はそこまで影響しないのですが、細い首だとつなぎ目にダイレクトに影響します。
描きようによっては最悪「アゴの真下から生えている」ようにも見えかねません。
その「エラ、アゴ裏、首」の兼ね合いが上手く取れなくて、現在頭を悩ませています。
まとめ
というわけで、今日の練習記録でした。
アオリやフカンに関しては常々「難しい」という言葉を耳にしますが、実際に描いてみるとその理由がイヤというほどわかります。
結局のところ、顔の形を「骨格ベース」で理解していないと角度の変化に対応できないんですね。
基本的な骨格の知識があってこそ「動いたときに見える形がどのように変化するのか」という視点に置き換えることが出来るのだと。
そのことが身に染みてわかりました。
今の僕の知識でこのイラストを描き進めるのは正直難しいのかもしれません。
でももし今回挑んだ「アオリの正面顔」を理解することが出来たなら、自分の実力が今までにないくらいレベルアップすると思うんですね。
なので、どのような結果になるかは定かではありませんが、とりあえず自分が納得するまで描き進めたいと思います。
ではまた。