練習投稿二十四回目です。
最近はデザインドールを使ったドローイングにもずいぶん慣れてきましたので、今回から新しい練習法に挑戦してみることにしました。
どんな練習かといいますと、「二次元デッサン」という練習法になります。
イラスト講師のダテナオトさんが書かれた「90日間で変わる画力向上講座」で紹介されている練習法で、リアルな人物を漫画やアニメのキャラクターとして描く方法を学ぶことができる。
モデルとなる人物の頭身や比率を調整したり、顔のパーツや衣服をデフォルメしながら二次元のキャラクターへと変化させていく手法。
「二次元デッサン」を始めるに至った経緯
今回なぜこの「二次元デッサン」を始めようと思ったかといいますと、理由は2つあります。
まず一つ目が「衣服の練習」のためです。
人体のドローイングにも慣れてきたのでそろそろ衣服を含めた練習をしていこうかと思うのですが、衣服の資料って基本的には「リアルな画像」になりますよね。
アイドルやモデルさんが着ている衣装だったり学校の制服だったり、はたまたショッピングサイトの商品画像だったり。
そういったリアルサイズの服をアニメや漫画の5~6頭身キャラに合わせるためには、ある程度デフォルメする力が必要なんじゃないかなと思ったんです。
そのためにまず、リアルな人物を自分が狙った頭身や比率で描けるようになりたいと思いました。
二つ目は人間の持つ「柔らかさ」をデザインドールのポーズ練習に取り込むだめです。
現在僕は「デザインドール」という3Dデッサン人形を使ってポーズの練習をしていますが、実際のところ3D人形ではポーズの「形」は取れても「人間の柔らかさ」までは表現できないように思います。
説明が難しいのですが3D人形だとどうしても「固く」見えちゃうんですよね。
なんというか人間独特の「しなやかさ」がないんです。
それはたぶん関節や筋肉の微妙な動きが3D人形では表現できないからなのだと思います。
そういった人間の柔らかさだったりしなやかさだったりを表現するためには、やはり実際の人物を見て感覚を掴むしかないかなと。
以上2つの理由で、今回から「二次元デッサン」を始めることにしました。
実際に描いてみた感想
というわけで、実際に描いてみた絵がコチラです。
一回目ということで、とりあえず時間内で描けるところまで描いてみました。
ここまでで難しかった点をいくつか挙げたいと思います。
まず一つ目は、衣服があると「身体の全体像を把握するのが難しい」という点です。
衣服が邪魔になって各パーツの境界や向いている方向が正確に読み取れないんですね。
とくにスカートがくせ者で、脚の付け根や形、左右の重なり具合を把握するのが大変でした。
バックがあるからなおのこと、お尻部分が見えなくて困りましたね。
二つ目は、画質や色によって衣服の構造がわからなくなることです。
このモデルだと上半身のブラウスですね。
白一色のせいで襟と前部分の構造がよくわからなくなっています。
たぶんシワもあるはずなのですが右腕付近の大きいしわ以外は正直認識できないレベルです。
ブラウスが白、背景も白ということで衣服と背景の境界もなかなか把握しずらいですね。
まとめ
というわけで、「ダテナオト式二次元デッサン」の一回目でした。
初めて挑戦する練習法ですので最初から上手く描けるとは思っていません。
これから何度も練習して少しづつコツを掴んでいくつもりです。
とりあえず今回のイラストを完成まで持っていきたいと思いますので、次回からも続きます。
ではまた。